2012年5月31日 (木)

2012 飛島探鳥期録2 セグロサバクヒタキの考察

5月9日(水)鳥海荘近くにセグロサバクヒタキと思われる個体が出現し夕方まで居着いていました。建物に囲まれた空き地と防波堤付近を行ったり来たりしていました。と言うよりも,私ら鳥撮者に寄られ,嫌がって防波堤に付近に避難しているように思えました。防波堤まで鳥撮者が追っていくと,また鳥海荘付近の空き地に戻ってくるの繰り返しでした。

さて,セグロサバクヒタキの考察ですが,当初フィールドではイナバヒタキと言われていましたが,後日,沢口旅館に宿泊されている鳥見さん達は,セグロサバクヒタキだろうとの結論に至ったようです。

参考とした図鑑;
1.フィールドガイド日本の野鳥  著者;高野伸二他 発行;日本野鳥の会
2.日本の野鳥590       著者;真木広造他 発行;平凡社
3.COLLINS BIRD GUIDE  2ND EDITION
4.BIRDS OF EAST ASIA         Mark Brazil

5月9日朝,民宿を出て歩いていると,鳥海荘近くでイナバヒタキが出ていると情報をいただいた。
サバクヒタキ系については全く分からないので,現地でこの鳥を見てひたすら写真に撮った。この鳥を見て直ちにサバクヒタキ系と分かった方は,識別力が高い方だと敬意を表したいと思う。
フィールドでイナバヒタキと言われたらしいが,双眼鏡や望遠レンズ越しに観察して,イナバヒタキとセグロサバクヒタキ等との識別はかなり困難な状況と思われた。どの図鑑を参考にするかにもよるが,むしろ色合い的にはイナバヒタキを感じさせた。
写真撮影した個体の尾羽,顔,翼下面を拡大して確認すると,イナバヒタキでないことは分かるが,だからと言ってサバクヒタキ系と識別した識別力が損なわれるものではないと,改めて感じている。

手持ちの図鑑やネットの情報を参考として出した結論は,この個体はイナバヒタキではない。セグロサバクヒタキの可能性が非常に高いが,カオグロサバクヒタキの可能性も否定できない。に至った。
イナバヒタキではない根拠
尾羽の黒い部分の違いとイナバヒタキは「翼下面が淡色」と記載されているが,この個体は明らかに黒っぽい。また,「白い眉班がある。」と記載されているが,この特徴が現れていない。

Segurosabakuobane2405091 イナバヒタキは「L/4前後」の部分が「L/2前後」と記載されている。

Segurosabakuhitaki2405094 この個体の翼下面付け根付近は黒っぽく見えるが,イナバヒタキは「淡色」と記載されイラスト図で風切羽と同色で表現されている。

上記のことからイナバヒタキではなく,セグロサバクヒタキあるいはカオグロサバクヒタキと思われるに至った。
カオグロサバクヒタキは喉から顎にかけて淡色とのこと。私の撮った写真を見るとそのようにも見えることから,カオグロサバクヒタキを疑ったが,生息地がセグロサバクヒタキより遠い,近年セグロサバクヒタキも喉付近が淡色の個体もいるとのことから,セグロサバクヒタキ1win♀が妥当と思われる。

さて,この個体の識別を考えるにあたり,沢口旅館の掲示板に不躾ながら下記の趣旨の投稿をさせていただきました。
イナバヒタキではなく尾羽などの特徴からセグロサバクヒタキ(あるいはカオグロサバクヒタキ)ではないか。
これについて沢口旅館のさわまさ様から2度にわたりご回答をいただき,大変感謝しております。ここに改めてお礼申し上げます。
沢口旅館掲示板のURL   http://6121.teacup.com/obachan/bbs

 

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