2013年6月20日 (木)

2013 飛島探鳥記録 マミジロタヒバリorコマミジロタヒバリ考察

小学校校庭にマミジロタヒバリと思った個体がいました。自分はマミジロタヒバリと思って撮影していたのですが,そばにいた人がコマミジロタヒバリだと言いました。

翌々日,飛島探鳥中にベテランバーダーさんにお伺いする機会があったのですが,その方は「自分もマミジロタヒバリと思った。しかし,宿の皆の意見ではコマミジロタヒバリと言うことになった」そうです。「ベテランバーダーの皆さんがコマミジロタヒバリと結論づけたので間違いないなぁ」と思って,コマミジロタヒバリで私のライフリストが1種増えたと喜んでいました。

しかし,喜んでばかりもいられないことに気がつきました。私自身がマミジロタヒバリとコマミジロタヒバリの識別ができないのです。今度出会った時にどちらなのか識別することができません。
そこで,帰宅後にマミジロタヒバリとコマミジロタヒバリの識別をどうするとできるのか。と勉強してみました。

現地においてコマミジロタヒバリと言われている個体(以下コマミジロタヒバリ)とマミジロタヒバリと言われる個体(以下マミジロタヒバリ)の比較をしてみました。

はじめに両者の部位比較をして一覧表にしてみました。その後,一覧表と他の画像比較などを含めて私の考えをまとめてみました。

部位を取り出しての計測比較は,「象のしっぽを触って蛇のような動物だ」と言う危険性があることは承知していますが,図鑑による記述を元に測定してみました。(参考図鑑は「日本の野鳥590 平凡社」)

 

結果,数値の比較においてはコマミジロタヒバリの方が「短い」或いは「細い」と記述されている部位が,この2個体ではコマミジロタヒバリの方が,ほとんど大きい数値の結果となっています。(数値は画像拡大し部位計測の結果を比率として算出)。つまり図鑑の記述と逆の結果となっています。

Mamijirotokomamihikakuitiran1

また,眉班についてはほとんど両者に差異がありません。

画像はありませんが,コマミジロタヒバリは飛翔時に,尾羽の両側の白斑がはっきりと目立ちました。
図鑑によるとコマミジロタヒバリの尾羽の外側2枚に白斑があり,2枚目の白斑は小さい。と記述されています。一方で,マミジロタヒバリは「2枚目の白斑は小さい」の記述はありません。尾羽の両端がはっきりと白斑が目立ったのはマミジロタヒバリの特徴を有すると考えます。ただし,一瞬の飛翔なのでしっかり確認できていません。

以下はコマミジロタヒバリの個体画像

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以下はマミジロタヒバリの画像

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上記の数値の比較等から両個体ともマミジロタヒバリとの考えに至っています。

しかし,コマミジロタヒバリと言われる個体は

(1)中雨覆いの軸班は先端尖りが不明瞭です。

(2)立ち姿勢をほとんど見せませんでした。

上記の比較一覧を踏まえ,現地でなぜコマミジロタヒバリとされたのか考えてみました。詳細は分かりませんが,ひょっとするとこの2点が現地でコマミジロタヒバリと判断された根拠ではないかと思っています。

上記(1)と(2)について考えてみました。

(1)について;
図鑑によると「マミジロタヒバリ成鳥の軸班は先端が尖る」とのことです。このことを参考に「若い個体であれば軸班先端の尖りは明快では無い」と解釈してみました。

(2)について;
立ち姿勢についてですが,マミジロタヒバリはほとんど立ち姿勢でしたが,コマミジロタヒバリと言われる個体はほとんど立ち姿勢を見せませんでした。

このことをどう解釈すれば良いのか考えてみた結果,「若い個体では立ち姿勢をあまりとらない」或いは「餌取に夢中で立ち姿勢をとらない」と仮定してみました。マミジロタヒバリも餌取中は立ち姿勢を見せませんでした。
コマミジロタヒバリは餌取に夢中でほとんど立ち止まることをしませんでした。また,警戒心がほとんど欠如状態で,足元3m前後まで平気で寄ってきていました。

この仮定は私の知る限りどの図鑑にも載っていませんので,全く根拠の無いご都合主義的考えです。ただ,このように考えると比較一覧から両個体ともマミジロタヒバリとすることに納得がいくのです。(自分的には)

以上のことから,現地で「コマミジロタヒバリ」と言われている個体は,「マミジロタヒバリの若い個体」ではないか。と考えるに至りました。

この拙文と拙考にどなたか明快な回答をいただけるとありがたいです。

コマミジロタヒバリだと私のライフリストが1種増えるのでホントに嬉しいのですが。

「このままじゃライフリストに入れられないなぁ。」と思い悩んでいます。

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